カテゴリー「自然」の25件の記事

2012年12月24日 (月)

12月22日、23日 旭岳、東川

やはり自然体験というのは感動的だということを改めて感じた。

山が持つ厳しさと美しさ。

今回は厳しさを抜いたようなカタチで旭岳の美しさにただただ感動。  

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ほとんど無風という出来過ぎたコンディションの中で、ほんの一瞬だけその山頂を見ることができた。

夏、秋、そして冬の旭岳を見ることができたのは本当に幸せだと思う。

 

第四展望台まで歩いていく中で海老の尻尾を見たり、

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落ちてくる雪の結晶が六花のごとく成長していたり、

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本来ならその寒さと強風で生命がそこにいることを拒む世界。

 

前日までの天気予報では荒天が予想されていた。

旭川に向かうまでのバスは速度規制の影響で遅延し、これは上に行ってもホワイトアウトか? と心していたのだけど、蓋を開けてみればこのおだやかさ。

おかげでカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)で遊ぶ余裕もあった。

 

摺鉢池と呼ばれる大きな穴(夏は池がある)にわざわざ落ちてみたり、

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そこで成長した雪庇を崩してみたり、

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夏なら立入禁止の場所も遊び場になってしまう。

 

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第四展望台に着いて、旭岳の山体を見上げた後にロープウェイの姿見駅の方を振り返ると雲海が広がっていて、それはとても幻想的だった。

 

このコンディションならもう少し長くいたいと思ったけれど、時計は午後2時を差していた。

数百メートルしか離れていないけれど、ホワイトアウトしたら姿見駅まで戻るのにかなりの時間を要する。

山の天気はめまぐるしく変わる。

そんなリスクマネジメントをしながら、引き返す。

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トムラウシ方面。

 

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ロープウェイは雲海の中へ向かっていく。

 

下山して、泊まるのは東川のキトウシ森林公園。

ただし、雪中泊・・・

雪を踏み固めて、設営地を作ってテントを張る。

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鍋を食べた後に寝袋へ入ったので寒さはあまり感じなかったけれど、明け方の寒さには目が覚めた。

-15℃くらいまで下がっていたらしい。

テント内に入れていた靴や水筒も凍ってしまい、ガスボンベも気化できないくらい冷えきってしまった。

朝食を食べるのに少し手こずってしまった。

 

テントの撤収、買い出し、火起こしと分担しながら、昼食のダッチオーブン料理を作っていく。

2台のダッチオーブンを使って「パエリア」と「コンソメスープ」。

今回のポイントはコンソメスープの素を使わないこと。

そのコンソメスープを使って、今までチャレンジしてこなかったご飯ものメニューを作ること。

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結果は大成功!

コンソメスープがとても美味くできたので、パエリアも相乗効果でかなりの美味しさに。

ダッチオーブンで作るから美味しいという先入観は抜きにしても美味しかったと思う。

 

帰りはちょっと慌ただしくなってしまったが、東川の道の駅からバスに乗って旭川へ。

旭川からのバスは予想通りの遅延。

雪中泊で少し睡眠不足になっていたからあっという間に寝てしまった。

2012年11月26日 (月)

11月25日 手稲山 登山

11月最初の記事が月末になってしまうとは・・・

先月が盛りだくさんすぎたので、今月は控えめに活動した(はず?)影響だろう。

 

ということで、すっかり冬の話。

冬山への初チャレンジをしてきたので、その話から。

 

行き先は「手稲山」。

9月上旬に写真の練習を兼ねて登ったときのことを思い出しながら・・・

まずは「布敷の滝」

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少し角度が違うけど、手前に写ってる二股の木が目印になると思う。

まだ積雪量が多くないとはいえ、ササが少し見える程度でまったく印象の違う滝になる。

 

次は「ガレ場」

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右上にテレビの電波塔が見えるので、おおよそ同じようなアングルで撮ったもの。

雲の切れ目から青空が見えるのに山の表情がまったく違う。

 

この日は天気が良かったし、グループで登ったこともあって山が怖いと感じることはなかったけど、こうやって写真を見ると「生」の気配が少ない。

もちろんアカゲラの鳴き声がしたり、複数の足あとを見つけることができるくらい生きている動物たちはいるんだけど、夏に比べると生き物の数が少ない。

 

初めての冬山で感じたことは他にもある。

気温などの条件によって変わると思うだろうけど、登り斜面の雪は思った以上に滑る。

片栗粉の中を歩いているような感じで思うように前へ進まない。

雪面を掴むためにも、軽アイゼンくらいはあったもよかったのかもしれない。

それでもストックを使えば両腕も使って体を持ち上げられることができた。

これがあるだけで足への負担が一気に軽減される。

自分の体力に合わせて道具を選んでいく必要があると思い知らされた。

 

ここからは冬山だから見つけることができたものたち。

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(ナラメリンゴフシ ナラリンゴタマバチが作った虫こぶ)

 

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(水しぶきでできた氷柱 氷筍の逆みたいな感じ)

 

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(岩壁の隙間から滲み出る水が作った氷の内側を伝うように流れていく水。)

 

今シーズンはスノーシューも買ったので、札幌市内の低山を中心に歩き回るつもりでいたのだけど、やはり経験がないのに冬山へソロで行くのは不安が多い。

そういう意味では今回のようにグループで行く機会があったのは、自分にとって大きなプラスだった。

本格的にスノーシューが必要になってくる積雪までもう少しかな?

今年の冬は楽しみの方が多い。

2012年10月22日 (月)

10/13 長沼~栗山~美唄 ドライブ

先週末はレンタカーを借りてドライブに行ってきた。

札幌近郊でドライブに行くとなれば、特にこの時期ならあのコースしかない。

 

長都沼 → リストランテ・クレス → ユンニの湯 → 栗山トンネル → ベーカリー・シシマル&天狗まんじゅう → 宮島沼

 

今までならユンニの湯に入って終わりだったのだけど、宮島沼のマガンがいい感じになっているという情報を得ていたので、長沼から北上するルートを追加。

ついでに廃墟にも立ち寄るということで、室蘭本線「栗山トンネル」にも立ち寄った。

 

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長都沼 ハクチョウの飛来はまだ少ないものの、カモ類が多く見られた。

 

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長都沼に着くと駐車スペースには車がびっしり。

バーダーの方々がバズーカを構えて鳥を撮っていた。

よく考えると長都沼が賑やかな時期に今のカメラで来たのは始めてだったかもしれない。

おかげで鳥たちの動きがある写真をたくさん撮ることができて、ウチに帰ってから写真を眺めてニヤニヤしていた。

 

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廃墟スレでこんな感じの写真を見てから一度行ってみたいと思っていたところ。

道内では一番遅くまでSLが走っていた室蘭本線の「栗山トンネル」。

天井はススで黒くなっている。

明かり取りの部分が大きいので陽が入る時間帯にはトンネル内部もかなり明るくなる。

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こちらのアングルは岩見沢から栗山方面を見ている。

トンネルの出口が土砂で塞がれているのが見える。

この事故が起きたのが1990年。

室蘭本線は複線で、もう一つのトンネルが使えることと当時はすでに単線程度の本数に運行が減っていたので、こちらのトンネルは封鎖してレールもそのままになっている。

 

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岩見沢側の入口から見たところ。

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時代なのか? スペースの問題なのか? 「スイチ」と書かれている。

 

トンネルの一番暗いところにはコウモリが住み着いているらしく、驚かせてしまった。
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(写真中央からやや左に飛んでいるコウモリが写っている)

 

ここで時間を使いすぎてしまい、宮島沼に着いたときには日没・・・

マガンがねぐら入りしているのは肉眼でかろうじて見える程度。

 

欲張りにいろんなことをやろうとしたので、これは仕方ない。

それでも1日をたっぷり使った満足感が高かった。

シシマル・ベーカリーのアップルパイもゲットできたし、十分にいい1日だった。

10/20-10/21 然別湖の旅

10月に入ってからの週末はとても充実している。

毎週、どこかへ足を伸ばして「楽しい」や「発見」を繰り返しているから心身ともにエネルギーが満たされている感じがする。

それも健康面、経済面、そして一緒に共有してくれる人たちがいるからこそだと思う。

 

今年初の泊まりでの遊びとなった行き先は然別湖。

やはり日高山脈の向こうは泊まりで行かないと時間が足らない。

 

札幌を出発して、十勝清水ICで降りて向かった先は「十勝千年の森」。

ここに「ほおの木」という合掌造りの蕎麦屋があって、そこで昼食。

新蕎麦が出ている時期でもあるけど、十勝といえば「豚丼」。

それを堪能して次に向かったのは「然別湖ネイチャーセンター」。

 

ここだけのオンリーワンなアクティビティでもある「エアトリップ」。

ワイヤーにぶら下がって森の中を滑空するアクティビティで、森に住む様々な生き物の目線になって体験できるストーリー性もよく作りこまれていた。

トンボ → ハチ → 風で飛ぶ種子 → エゾモモンガ → 猛禽類

それぞれ地面との高さや速度、距離も違っていて彼らの目には森がこんな風に写ってるんだなぁ と感心しきり。

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写真はハチの目線で飛んだ時に撮ったもの ササが眼下に見えるものの、彼らがターゲットにする花の姿は全く見えず・・・

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コース上にはドライフラワーになりつつあるヤマハハコがあったらしい。

紅葉が綺麗な混交林の中を滑空するコースになってからは写真を撮るのをやめて、体験に集中。

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エアトリップにハイライトになったのは「エゾモモンガ」のコース。

高低差15m、時速40km/hで滑空する体験はあまりに興奮しすぎて「めっちゃ スゴイ!」しか言ってなかった気がする・・・

2時間のガイドもあっという間に終わって、ガイドさんに然別湖の温泉とナキウサギについて情報収集。

 

然別湖に行く途中にある「駒止湖」を眺める場所にガレ場があって、そこにナキウサギがいるらしい。

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なんともいい雰囲気の森を抜けると、ぽっかり空いたギャップにガレ場があってそこに足を踏み入れた途端に「ジッ!」という鋭い鳴き声が聞こえた。

ナキウサギがガレ場の中にいることは確実だったけど、日没の時間が迫っていたので、長居はできず引き返す。

その姿を見ることは叶わなかったけれど、この場所に行けてよかった。

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ガレ場の岩には地衣類がびっしりと生えていて森の下の小さな森といった風情。

この地衣類もナキウサギの貴重なエサ資源となる。

 

駒止湖に行く途中には十勝平野を一望できる展望台があって、これはまたいい感じ。

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過去の道東旅行ではいつも通り道で終わっていた十勝平野。

こうやって眺めることもなかったからすごく新鮮だった。

 

宿は「大平原の小さな家」。

レストランとコテージがあって、夕食にレストランでバイキングを食べることができる。

コテージの奥はウマが放牧されている牧場になっていて、すごく暗かったので星空観察に繰り出すことにした。

少し寒かったけど、満天の星空を眺めてのんびりした時間を過ごすのは贅沢だと思う。

 

星空観察から戻ったあとはUNOに大富豪、あっという間に時間が過ぎていく。

ゲームから見えてくるそれぞれの個性を観察するのもまた興味深い。

 

2日目の朝は雨。

よく天気がもってくれたと思う。

宿を出て、向かったのは「サホロリゾート」。

狩勝峠の3合目にあるサホロリゾートでは雨が雪(霰)に変わっていた。

 

サホロリゾートでは蕎麦打ち体験。

レクチャーを受けてそば打ちを始めてみると、うどんに比べて工程が多い。

繊細な食べ物なんだなぁ と感心しつつ、新蕎麦のいい匂いを嗅ぎながらそれっぽい姿になっていく。

麺を切る工程を大雑把にしてしまった影響で太さがまばらな蕎麦になってしまった。

でも太くて風味をしっかり味わえる麺になったから不満はなし。

 

自分で打った蕎麦を昼食にして、十勝清水ICへ向かう。

その途中で立ち寄ったのが「共働学舎 新得農場 ミンタル」。

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ホエイジャム入りソフトクリームが独特の風味で美味かった。

ここは前から行きたかったところだったので、今回の旅に加えてもらった。

蕎麦打ち体験か、ここでのバター作り体験かという選択肢もあったけど、昼食を兼ねるということで蕎麦打ち体験を選択して、こちらはスイーツ担当ということになった。

ソフトクリームを食べたあとは隣にある牧場でしばしヒツジとふれあい。

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札幌に帰ってきたのが早かったので、フリスビーしたり、カラオケに行ったりして解散。

2日間をたっぷり満喫したいい旅だった♪

2012年9月24日 (月)

9月22日~21日 尻別川 川下り

金曜日の夕方にJRで黒松内へ移動。

学生時代に毎月していたことをやってみることから始まったこの旅。

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あのときは子どもの引率役だったけど、今回はひとりで移動。

ローカル線に揺られているうちに眠ってしまった・・・ 

 

土曜日。

荷物を防水して食料や水など6人分の荷物を2艇のカヌーと1艇のダッキーに乗せて宿営地を目指す。

一日目はダッキーの後ろに乗って川を下っていく。

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天気は申し分なし。

気温も高くて絶好の川遊び日和。 と思ったけど、スタート地点で雷雲発生。

ゴロゴロと空が鳴っている中、出発。

幸い雨にも降られずに済んだけど、大気は不安定だったらしい。

 

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宿営地には早めに着いて荷物だけ陸にあげて、川遊び。

自分は川の石を割りながら一人遊び。

他の人はフローティングをやったり、ガサガサやったりという感じでスロウな時間が過ぎていく。

 

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薪になるものは宿営地の近くに漂着物が大量にあったので、そこから拝借。

もちろん地面へのダメージも考慮して、焚き火台を持参。

日没後の冷え込みが思った以上に強くて焚き火のそばが一番居心地がよかった。

 

夜は自分の提案でブルーシートビバークをみんなでやることになった。

「天井がない夜」を過ごすための野営。

シュラフカバーがあればそれでいいんだけど、高いからね・・・ ブルーシートで代用。

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エンマコオロギの声を聞きながら草むらにブルーシートを広げて寝床を作る。

寝袋に入ったらブルーシートにくるまって寝る。

思いのほか快眠で朝はスッキリ起きることができた。

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日没前は霧で幻想的な風景になっていたけど、陽が照りはじめてから一気に晴れていくのを久しぶりに見ることができた。

 

日曜日。

カヌーに乗り換えてゆるやかな流れを下っていく。

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下流域に入ると水鏡のように静かになって、景色を映していた。

見る分にはいいんだけど、パドルを漕がないと全然進まない。

 

尻別川は水質ランキング日本一にもなっている川。

確かに川の綺麗さは素晴らしいものがある。

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水面に映る影と川底に映る影の二重影。

水深が深くないとはいえ、こうやって綺麗に投影ができるのも水質がなせるワザ。

 

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カメラを水中に入れて魚影を撮りたいと思っていたけれど、豊平川ではうまくいかなった。

それがいとも簡単にできてしまった。

 

そんな楽しみはこれくらいにして、ラストスパート。

予定よりも全然進んでいない・・・

しかも背後から雷雲が近づいてきているのが見えた・・・

遠くから雨の境界が見えるくらいの雨量。これには当たりたくない。

黙々とパドルに力を込めつつ、舵取りもする。

でも・・・ サポートの車が見えたところで雨雲に捕まってしまう。

雨に打たれながらカヌーを上陸させて、荷物を車に積み込む。

このときのみんな素早さがなんともよかった。

 

黒松内に戻ってからは使った装備を洗って、干して。

みんなは昼食に行ったのだけど、久しぶりの黒松内だったから一人残ってお世話になった人や昔の参加者が大きくなってママになっていたから会いに行った。

「もう10年になるのよね」

自分が大学を卒業したのが2002年。

社会人になってからは黒松内に顔を出せていなかった。

 

それでもつながりを持っていられることを嬉しく感じたし、幸せなことだと思った。

自分が原点に帰ることができる場所があるというのは本当に幸せだと思う。

2012年9月16日 (日)

9月15日 空沼岳 山行

金曜日に天気予報を見て、土曜日は山に登ろうと決めたのだが、出足が遅かった・・・

バス停から距離があるのはわかっていたのだけど、真駒内でバスに乗ったのは9:30くらい。

そこから登山口に着いたのは11時を回っていた。

 

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(空沼登山口のバス停付近)

 

ということで、目標は登頂ではなく、万計山荘。

それでも3km以上あるので、それなりの時間になる。

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登山口からいきなり渡渉(橋はあるけど)。

この先、何回も渡渉をして万計山荘に着くのだけど、そのうち1箇所は先月の大雨で流されていたらしい。

仮設の橋が架けられていた。

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ちなみにこの橋が流されたことで、下山できなかったパーティーがヘリ救助されたらしい。

 

沢に沿って登山道が作られている山の宿命でもあるけど、鉄砲水があった場合は登山道も崩れてしまうことがある。

道中でも木が根ごと崩落して、登山道がなくなっているところもあった。(通行は可能)

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また倒木による道ふさぎも多くあって、木の下をくぐったり、またいだりしながら登ることになった。

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こういう姿勢の変化も背負っているザックの大きさ(重さ)によっては疲労に影響してくる。

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手稲山ほどではないけれど、登山道には石ころが多く転がっている。

足元に気を使うことが少ない円山、藻岩山に比べるとここが初心者向けではないことがわかる。

 

登りの勾配はそれほどきつくはなく、自分のペースを守れば多少時間がかかっても上まで行けると思う。

前回の手稲山でペース配分を間違ってバテてしまったので、今回は焦らずに息が上がらない程度のペースで歩くことを心がけた。

もちろん汗だくにはなったものの、体力的にキツイという感覚はなかった。

 

万計沼のちょっと前に青沼という看板を発見。

足元がかなりぬかるんでいるのを頑張って超えるとなかなかいい雰囲気の沼に出会うことができる。

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サイズも程よく小さくて、鬱蒼と茂る木々に囲まれているので、沼としての雰囲気は十分。

頑張って登ってきた甲斐があるというもの。

 

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万計沼に着いて昼ごはんと思ったら、雨。

万計山荘に避難させてもらうことにした。

山荘を出る頃には雨は上がっていたものの、下山中に再び雨。

今度は雨脚が強くなってきたので、カッパ・ザックカバーを装備する。

次第に登山道が川のようになってきて、空からゴロゴロと音が聞こえるようになってきたので、下山のペースを早める。

滑りそうな足を踏ん張って、なんとか下山。

あの雨量でもう少し長く山にとどまっていたら、どこかの渡渉が難しくなっている可能性もあったので、無事に下山できてよかった。

 

改めて、天候の変化は怖い。

でも十分な装備を持っていることでそのリスクを減らすこともできる。

早い判断でリスクを減らすこともできる。

そのことを体感的に知ることは本当に大事だと思う。

2012年9月 2日 (日)

9月2日 手稲山 山行

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7月・8月は全く山に行けず、2ヶ月ぶりの山行となった。

やはりこの山は初心者向けではない。

布敷の滝までは沢伝いになだらかな登り。

そこから先から一気に難易度を上げてくる。

急登の上に足元が悪い。

この足元が悪いことがジワジワと足にダメージを蓄積させる。

最終的には蹴り足がしっかり上がらなくなったところで登頂を諦めた。

 

とはいえ、目標のガレ場まではなんとか辿り着くことができたので、それで十分。

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アスレチック的な要素が多いこのポイントを危なっかしい足取りで下ってくる山ガールと山ボーイ(?)たち。

みんな格好は特徴的なハーフパンツにタイツの組み合わせ。

彼氏に連れられてガレ場で悪戦苦闘する山ガール。

彼女にいいところを見せようとガレ場を勢い良く下ってくるものの、思いっきり踏み外す山ボーイ。

 

その中、目当ての花を見つけて写真を撮っていた自分の姿は彼らにどう写ったのだろうか?

2012年7月 2日 (月)

精進川

精進川は地下鉄南北線「中の島駅」や「南平岸駅」から徒歩圏にある自然豊かな川。

昔はコンクリート三面張りの水路になっていたところを、多自然型川づくり事業に選ばれて大規模な河川改修が行われた。

それもこの河畔林が残っていたからこそだと思う。

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豊平川を挟んでいるとはいえ、札幌中心街へも近いこの場所でこれだけ太い樹木がよく残っていたな と。

コンクリート三面張りから河川改修するにしても、創成川みたいな感じになってしまっては片手落ちの感が否めない。

やはり野鳥や水生生物が戻ってこれるような環境に戻さないと。

実際にタモ網を入れてみるとびっくりするくらい水生生物が入る。

 

そのことに感動しつつ、学生時代のことを思い出す。

中の島駅の近くにある「豊中公園」で自分がディレクター(有償)になって親子向けの自然体験活動をしたことを。

あのときは子どもたちが捕まえた魚の名前もわからなくて、体験から何を伝えたかったのか曖昧なままプログラムをやっていた。

 

今の自分ならどうするかな? なんてことも思いながら川沿いを歩いていた。

「札幌市内にこんな川があることを知ってもらう」

「どんな生き物がいるか自分たちで調べてみよう」

「自分で捕まえることができるようになろう」

「捕まえた生き物の名前を知ろう」

「自然界の食べる食べられるを知ろう」

 → 捕まえた魚に昆虫を食べさせる  魚→虫(エサ)の図式

 

それぞれの段階で受け取るものは違うだろうけど、釣りができる子どもなら釣り餌にサシなどを使う理由が体感的にわかると思う。

 

河畔林が大事ではあるけど、こういう河川改修であれば月寒川や望月寒川でもやってほしいもんだ。

ヌマエビ調査

札幌市内の川にヌマエビがいるという情報をネットで見つけてから、実際にその目で確認するまでずいぶんと時間がかかってしまったが、定着しているのは間違いないようだ。

 

『豊平川水系水生底生物調査報告書』(2008)札幌市博物館活動センター

http://www.city.sapporo.jp/museum/info/documents/shiryou05_09.pdf (PDF)

 

この報告書の中から星置川・星観緑地を選んで、調査(タモ網でガサガサ)してみた。

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(周辺環境)

 

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写真の個体を含めて8尾(内2尾が抱卵)を確認。

周辺環境として撮影したポイントに集中して生息していて、少し離れると確認できなくなった。

種レベルの同定はできないので、正確性は欠くものの在来種のスジエビではないエビが生息していることは確認できた。

 

参考までにスジエビ

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(豊平川で採集したスジエビ)

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(左がスジエビ、右がヌマエビ)

 

ヌマエビといえば、アクアリウムをやっている人にとっては馴染み深いエビだ。

草食性が強く、水槽内のコケを食べてくれる「水槽の掃除屋さん」として売られていることが多い。

ショップでは主にミナミヌマエビとヤマトヌマエビの2種が売られているが、今回星置川で採集した個体の出処は「放流」だろうと思う。

そのことは上記の報告書でも言及している。

 

今回のガサガサでは、ヤマメ・カジカ・ウキゴリ・(トウ?)ヨシノボリ・(モクズ?)カニが確認できた。

水質も綺麗で、浅い川ながら多様な生き物を見ることができた。

それだけに網に入るヌマエビを見て複雑な気持ちになった。

ショップではあまり値崩れしないヌマエビをゲットした喜びよりも、外来種として定着していることをこの手で確認したのはやはり悲しい。

 

飼育をするなら最後まで。

飼育から大きな学びを得られるのは間違いないが、やはりその生き物の最期まで面倒を見るのが道義だろうと思う。

2012年6月30日 (土)

6月28日 砥石山 山行

そろそろ標高をあげないと花も少ないし、ちょっと頑張ってみるかな ということで、行ったのが砥石山(標高826m)。

この山に行ったのは2年前。

そのときは(一応)ガイドとして登ったので、自分のペースでゆっくり登ったのは初めて。

それにしても800m級となると息が切れるくらいの登りが長く続くし、その分帰りの傾斜も余計に膝へ大きな負担となった。

 

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北の沢入口~T4分岐~砥石山山頂~T4分岐~小林峠入口

6時間27分で11.5km。標高は826mで今シーズン最高。

 

北の沢入口からは沢伝いになだらかな登り。

植生も豊かだし、動くもの(生き物)もかなり目につく。

花の写真はほどほどにして、生き物の写真ばかり撮っていた。

ここで時間を使いすぎて、T4分岐の時点で11時過ぎ。(スタートから2時間経過)

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(アカガエル科 エゾアカガエル)

 

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(カワトンボ科 ニホンカワトンボ)

 

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(道中で浮いている幼虫を発見 蛹になる準備だろうか?)

 

今の自分にとっては完全に息が上がってしまう登りが続くので、ペースを落としてなるべく止まらずに進む。

平日なのに意外と多くの人とすれ違う。

藻岩山ほどではないけれど、根強いファンがいるんだろう。

この日の気温もあって汗をどんどんかく。

水分補給をマメにしていたから完全にバテることなく山頂まで行けたんだと思う。

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山頂の眺望がイマイチだという人もいるが、十分な標高差を感じることができるから達成感は高かった。

2年前はこんなに苦しかった記憶はなかったから、ある意味新鮮だったかもしれない。

 

山頂でいろんな人と話ながら、ゆっくりと休息をとって下山。

途中で(通称)三角山に立ち寄るとチョウの乱舞を見ることができた。

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ピントが合っていれば最高なんだけど、あの速さで向かってくるチョウを撮るのは技術的に足りなかった・・・

このキアゲハはカメラを構えて立っていると、わざわざ正面に回りこんでこっちへ向かってくるという行動を数回繰り返してくれた。

行動自体には???なのだけど、シャッターチャンスが何度かあったのは嬉しかった。

 

T4分岐から小林峠入口へ向かってコースを変えると雰囲気がガラリと変わる。

花も減り、虫も少なくなってしまった。その代わりに生き物の気配が・・・

尾根沿いを歩くから比較的視野が開けるからだと思うが、斜め後ろが妙に気になる。

熊鈴の音を止めて様子を伺うが、大きな音はしない。

しばらく歩くと、トドマツについた新しい爪あとがあったので、ヒグマの生息域に踏み込んだのは間違いない。

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ハリギリの立ち姿にも畏怖を感じたりと帰り道は追い立てられるように下山して、帽子をなくすというオマケ付き。

それでもたくさんの花と生き物に会うことができたから感謝感謝。

 

天気:晴れ 最高気温28.9℃ 最低気温16.0℃ 平均風速2.4m/s

【参考文献 : 「札幌の昆虫」 木野田君公 2006年 第1版】

【気象庁「気象統計情報」 http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html

 

~追記~

ヒグマの爪あとについてリクエストがあったので、写真のアップ。

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自分の背丈と同じくらいの場所についていた。

 

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松脂がまだ乾燥していないので、前日夜~当日朝くらいの痕跡と思われる。

黒い被毛と思われるものも付着している。

 

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これは豊滝市民の森で撮影したもの。

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