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2012年2月17日 (金)

日本雪工学会誌 (24) No.4 4-10, (2008)

昨日のはコピペしてないだけで、タイピングの練習をしたようなもの。

要約とは言えないものだった・・・

 

ということで、仕切り直し。

今日も風雪でJRが運休になっていたので、少しだけ近い話題から。

 

「高盛土に対応した新型防雪柵の開発とその視程障害緩和効果について」

日本雪工学会誌 (24) No.4 4-10, (2008)

http://www.jstage.jst.go.jp/article/jsse/24/4/260/_pdf/-char/ja/

 

まずこの論文の中で出てくる新型柵は高速道路に設置することを前提にしている。

道央道の江別以北などでは盛土の上に高速道路が造られていることが多い。

道路の脇に設置する柵は道路から風上側に6.5m~10mの地点に設置されている。

そうすると盛土の法面に柵を設置することになるため、その効果を出すには背の高い柵が必要になる。

しかし高い位置に風を受けると強度の問題で工費が増加してしまう。(基礎の強化など)

 

そこで新型柵は、

柵高 7m

上部 2.535mを空隙率80%のメッシュパネル

中央部 2.085mを空隙率30%の有孔板

下部 2.335mを無孔板

の構成とした。

空隙率を高めることで基礎の大きさは北海道開発局の標準吹き止め柵(柵高5m、以下、標準柵)のと同程度になった。

 

厚田村で行われた実験では、

柵からの距離6.5~30m(4車線相当)

雪面からの高さ1.0m~2.0m(ドライバーの目線相当)

の風速比で減風効果を調べた。

 

(標準柵)

 高さ1.0~2.0、距離6.5~20mでは風速比0.3以下となった。

 これより遠い地点では風速比0.4程度となった。

(新型柵)

 高さ1.0~2.0、距離6.5~15mでは風速比0.3~0.4となった。

 距離15m~28mでは風速比0.3以下となった。

 

次に柵無設置地点、標準柵設置地点、新型柵設置地点を設けて視程の違いを調べた。

それぞれの設置地点の微地形による影響を取り除くために補正をしている。

 

(風向と柵が90°で交差する場合)

 無設置地点の平均視程は85m

 標準柵地点の平均視程は229m

 新型柵地点の平均視程は328m

(風向と柵が67.5°で交差する場合)

 無設置地点の平均視程は77m

 標準柵地点の平均視程は210m

 新型柵地点の平均視程は817m

 

以上から、減風効果については標準柵と新型柵の効果は同程度。

視程の改善においては新型柵の効果が高いことがわかった。

 

 

実際の事例から一つ。

http://glacier.ees.hokudai.ac.jp/snow/pub/0117/Chap4.pdf (2010年1月17日)

NEXCO東日本気象観測局(北郷IC)で視程300m~400m、風速1~3m/s程度。

強い降雪による通行止め(札樽道全線、道央道千歳IC~岩見沢IC間)

 

補足としてもう一つ。

「JR北海道プレスリリース 強風対策について」

http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120206-1.pdf  

札沼線のあいの里公園駅と石狩太美駅の間にある石狩川橋梁の防風柵を増設したという内容。

この中に強風時の運転規制について記載されている。

一般区間でも風速30m/s以上になれば運転中止となるらしい。

 

 

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